【独学】最低限のSEO知識でSEOライティングを身につける!おすすめ書籍も紹介

Webライター

「SEO」って言葉をよく聞くけどいまいち何なのかよくわからない

SEOライティングはスクールに通わないと習得できないのかな

Webライター初心者には専門的な情報が多く、何をどこまで習得すればいいのかと不安になるでしょう。

SEOは、Web上で文章を書くうえで欠かせない知識です。最低限のSEO知識を習得すれば、Webライターの一歩を踏み出せます。そのため、SEOライティングは独学でも問題ありません。

(より詳しいSEOの知識は、Webライターの仕事を受けながら学んでいくスタイルで大丈夫です!)

本記事では、SEOの基本からこれだけは知ってほしいSEOライティングまでをわかりやすく紹介します。

せとか
せとか

解説する内容は、スキル0からWebライターになったわたしの実体験がベースです。

記事を読み終わったあと、SEO案件の応募ができるようにSEO知識をぎゅっと凝縮しました。これからWebライターに挑戦しようとしている方は、ぜひ参考にしてください。

SEOとは検索エンジン最適化

SEO(Search Engine Optimization)とは、日本では検索エンジン最適化と呼ばれます。

検索エンジンは、知りたい情報にすぐたどり着ける仕組み

 

上記のように、検索エンジンは読者の悩みを解決できる記事を上位に表示させています。

検索エンジンは、GoogleやYahooなどたくさんあります。

国内の検索エンジン使用率は、Google80%・Yahoo9%・そのほかは10%未満です。

参照:Statcounter Global Stats「Search Engine Market Share Japan」

Yahooは、Googleと同じ検索エンジンを採用しています。要するに、9割近くがGoogleの検索エンジンが使用されている状態です。

そのため、検索エンジン = Google = SEO(Google)対策と思ってもらえれば大丈夫です。

SEO対策は、企業や個人のコンテンツを検索エンジンで上位表示させる方法になります。

SEOのベースとなる考え方

SEOのベースとなる考え方を次の3つから解説します。

  • 良いコンテンツがGoogleに評価される
  • 悪いコンテンツが上位表示されない理由
  • 良い悪いの基準は読者ファースト

SEOの基礎知識を知ると、SEOライティングの理解がより深まります。

良いコンテンツがGoogleに評価される

Googleは、良いコンテンツを検索結果の上位に表示したいと考えています。

良いコンテンツを上位表示する目的は、ユーザーの満足度につなげるためです。

読者がGoogleを利用して上位記事で悩みが解消されたとします。すると読者は以下のように思うはずです。

  • この検索エンジン優秀!
  • もっとここの検索サービス使おう!
  • 解決できてうれしい!次の記事もみてみよう!

読者のニーズを満たす取り組みによって、Googleのサービスがたくさん使われます。読者満足度が下がれば、利用者もGoogleの売上も減少します。Googleも商売ですから売上向上のために検索エンジンを最適化するのは当然でしょう。

▼良いコンテンツがある状態

悪いコンテンツが上位表示されない理由

悪いコンテンツが上位表示されない理由は、サービスの離脱やユーザーの不利益になる状態を避けるためです。

検索上位が悪いコンテンツばかりだと、読者は次のように感じるはずです。

  • 知りたい情報がないから別の検索サービス使おう
  • ここで調べた情報を試してみたけど真実とは違うかった
  • せっかく調べたのに解決しない時間のムダだった

上位に悪い記事が埋め尽くされていると、ユーザーもGoogleもデメリットしかありません。

ユーザーがサービスを快適に使えるように、Googleは記事の良し悪しを判別して表示方法を工夫しています。

良い悪いの基準は読者ファースト

良い悪いコンテンツの基準は、読者ニーズを解決する価値のある記事であるかどうかです。

Googleでは検索品質評価ガイドラインが公表されています。Googleのガイドラインをもとに、良いコンテンツといえる4つのポイントを紹介します。

  • ユーザーの検索意図を満たす役立つ情報がある
  • AI生成やほかのサイトにない独自性がある
  • 公開されている記事の信頼性がある
  • 誤字脱字がなく構成や文章も読みやすい

コンテンツ作りの際は、上手な文章を書く作業に気持ちが向くでしょう。読者の「悩みはなにか」「どの解決方法でどう届けるか」と振り返る時間が大切です。

SEO対策

SEO対策は「検索エンジン向け」「読者向け」の2つがあります。それぞれアプローチ方法が異なるため、解説します。

SEOライティングは、SEO対策をして上位表示することが目的のひとつです。SEO対策について理解を深めていきましょう。

読者向けのSEO対策

読者向けのSEO対策とは、ユーザーファーストの考え方で記事を作成します。

ユーザーにとって読みやすく、信頼できる記事は、Googleにも評価されやすくなります。

読者向けのSEO対策で大切なポイントは、次のとおり。

  • 不足がない情報量
  • わかりやすい構成や文章
  • 信頼できる知識やエビデンス
  • 読者の疑問に答えられる内容

上記のような記事を作成するには、読者が検索した目的を読み解くことが大切です。

たとえば「太る 原因」で検索した方は、なぜ太ったのかを知りたいはずです。その裏に痩せたいという潜在ニーズもあるでしょう。太る原因に加えて、痩せる方法の情報も必要だなと考えるわけです。

潜在ニーズは、検索した本人も気づいていない願いや目的

読者の検索意図を考えると、伝えるべき情報やわかりやすい構成など必要箇所に気づくでしょう。読者の悩みを解決する働きかけが、ユーザー向けのSEO対策になります。

検索エンジン(Google)向けのSEO対策

検索エンジン向けのSEO対策は、主に次の4つが挙げられます。

  • 被リンク獲得
  • 記事のクリック数が多い
  • 記事からの離脱率が少ない
  • 同サイトのページ巡回率が高い

上記の項目や数値は、Googleが名言しているわけではありません。Googleが提供している検索品質評価ガイドラインをもとに、SEO対策として可能性がある内容を挙げています。

基本はユーザーファーストのSEO対策

SEOのアプローチ方法を2つ紹介しましたが、基本は読者向けのSEO対策で大丈夫です。

検索エンジン向けのSEO対策に注力してもアルゴリズムアップデートによって記事の順位が変動するからです。

Googleでは、定期的にアゴリズムアップデートがあります。

アルゴリズムアップデートとは、検索エンジンの検索順位を決める仕組みを改善すること

たとえば、多くのメディアからリンクされる=信頼性が高いと評価されていた2012年ごろ。

リンクの購入や相互リンクの募集をして検索エンジンを騙して順位を上げていたサイトが増加しました。

故意に検索結果の順位を上げるサイトを取り締まるため、ペンギンアップデートが行われます。新たなアルゴリズムアップデートを受けて、検索エンジン向けの対策をしていたサイトは順位を落としました。

読者向けのSEO対策では、検索意図に合ったコンテンツのため、ユーザー満足度が高く、Googleにも評価されやすくなります。

SEO対策で重要なポイントは、読者に役立つ情報をわかりやすく伝えることです。

これだけ押さえて!3つのSEOライティング

最低限知っておいてほしいSEOライティングは、次の3つです。

  • 読者の検索意図を満たす
  • キーワードはタイトルと見出しに含める
  • 他のメディア記事より魅力的な内容にする

SEOライティングについては上記以外にも多くありますが、初心者が一度にすべて習得するのは一苦労です。

初めてSEO案件を受けた場合でも、活かせるようなSEOライティングに厳選しました。ぜひ参考にしてください。

読者の検索意図を満たす

一つ目のSEOライティングで大切な視点は、読者の検索意図を満たすことです。

検索意図は、読者があるキーワードで調べた目的

たとえば「Webライター 始め方」と検索した人は、スキルの学習法や案件獲得方法などを知りたいはずです。潜在ニーズは、本業以外の収入が欲しいという願いも考えられます。

検索意図を踏まえると、ライティングの学習方法から案件獲得などがわかるロードマップの紹介が有効でしょう。

検索意図を満たすには、読者の悩みが解決できるように必要な情報を記載することが大切です。

読者の検索意図を調査する方法は、以下の4つ。

  • ChatGPT
  • Yahoo知恵袋
  • Googleの上位記事
  • XやnoteなどのSNS

執筆するキーワードを検索すると、読者のリアルな悩みが出てくるため、ターゲットの理解を深められます。

Google上位のコンテンツは、検索意図を満たしている記事といえます。読者ニーズの把握ができるため、伝え方や構成などを参考にするのもおすすめです。違反にあたるコピー&ペーストはやめましょう。

「どんな悩みがあるのか」「どの情報があれば解決できるか」を考えて執筆してみてください。

キーワードはタイトルと見出しに含める

タイトルと見出しにキーワードを含める点も、SEOライティングで非常に大切です。

タイトルや見出しにキーワードを入れると、そのジャンルの記事である旨をGoogleに意思表示できます。該当するキーワードの検索順位の向上にもつながります。

キーワードを目次に入れることで、ユーザーにもメリットがあります。読者が探している記事を見つけやすくなるからです。

読者は記事をすべて読んではくれません。はじめにユーザーは目次の単語を見て、自分が求めている情報があるかを判断しています。

読者やGoogleのために「キーワードを入れないと」と考えるあまり、不自然な目次になっている場合があります。無理にキーワードを入れず、あくまで読者が読みやすいタイトルと見出しの作成を意識しましょう。

他のメディア記事より魅力的な内容にする

SEOライティングで重要なことは、他のメディア記事よりも魅力的なコンテンツ作りです。

ネット上には似たような記事が多くあります。SEO対策で上位を狙うには「このサイトが1番わかりやすい!」「より詳しく知れる!」と読者が思うような価値を提供することが大切です。

周りと差をつけて魅力的な記事にするポイントは、次の4点。

  • 必要な情報を網羅する
  • 他の記事より深く掘り下げる
  • 誰にでもわかりやすい文章を心がける
  • AIやコピー&ペーストではなく自分の言葉で書く

経験やレビューは、誰にも真似できない唯一無二の情報と言えます。「生の声が聞きたい」という読者にとっては大きな価値です。

これまでの経験を棚卸しして、自分に書けるジャンルがないか探してみてください。「経験が何も無い」と感じる方は、自分の言葉で読者にわかりやすく伝えられる文章を心がけましょう。

SEOライティングのおすすめ書籍

よりくわしくSEOライティングについて学びたい場合は、以下の書籍がおすすめです。

沈黙のWebライティング

SEOライティングを学ぶメリット

SEOライティングを学ぶメリットは、次の3つ。

  • 受注率が高くなる
  • 早い段階でファーストキャッシュを得られる
  • クライアントに評価されやすくなる

SEOライティングは、キーワードを入れたり記事をまとめたりするだけではありません。読者にとって価値のある情報を届ける力が重要なため、Webライターとしての強みといえます。SEOライティングを学習したあとは、どんなメリットが待っているのか見ていきましょう。

受注率が高くなる

SEOライティングを学習すると、Webライター募集案件の受注率が高くなります。

クラウドソーシングの「Webライター求人」では、SEO関連の案件が多いです。

クラウドソーシングは、仕事を頼みたい人と探している人のマッチングサービス

有名なクラウドソーシングは、クラウドワークスとランサーズです。

クラウドワークスでは、ライティングの募集1,666件のうち1,000件弱がSEO知識が必要な案件でした。

SEO知識が必要な案件数クラウドワークスランサーズ
SEOライティング13734
ブログ記事作成219295
Webコンテンツ作成603記載なし
合計959/1,666329/463
クラウドソーシング別のSEO知識が必要な案件数

※上記の表内訳は、2025.05.31時点での件数

知識ゼロのWebライター初心者と比べれば、SEO知識があるWebライター初心者のほうが応募できる案件が豊富です。

Webライター初心者あるあるですが、はじめのうちは応募してもなかなか受かりません。

数多く応募ができれば、合格できる確率も高まります。SEO知識の学習によって、Webライターとして一歩早く仕事を始められるでしょう。

早い段階でファーストキャッシュを得られる

SEOライティングを学ぶメリットは、比較的早くファーストキャッシュを得られる点です。

SEO知識があるWebライターは、初心者であってもクライアントから仕事を依頼されやすくなります。

たとえば、クライアントは応募者に対して、

「要望どおりかそれ以上の記事に仕上げてくれるかな」

「やり取りや納品スケジュールができちんとできる人かな」

などさまざまなチェック項目からどの人にお願いするか検討します。

SEOライティングの基礎を学んでいれば、

  • 求めているレベルの文章を書いてくれそう
  • 学ぶ姿勢を感じるからお願いしてみようかな

と思ってもらえ、実績がない初心者でもアピールできます。

SEO知識は、クライアントから見た際の依頼するメリットとなります。仕事を受注しやすく、収益化する期間も早まるため、SEOライティングを学ぶのはおすすめです。

クライアントに評価されやすくなる

クライアントの評価が受けやすいことも、SEOライティングを学ぶメリットです。

SEOライティングを活かしながら業務をしていると、クライアントのニーズに応えられる機会が増えます。

クラウドソーシングでは、SEOライターを募集している求人が豊富です。

SEOライターを募集するクライアントの目的は、次の3つが考えられます。

  • SEO対策ができるWebライターに書いてほしい
  • SEO対策をしてWebメディアを上位表示したい
  • 商品やサービスの認知を広げて売上を伸ばしたい

SEOライティングを学習していれば、クライアントが求めるレベルの仕事ができるでしょう。上位表示するための仕事を下支えすることで、依頼主の売上やブランディングに貢献できます。

仕事ぶりを評価されて「またあなたに頼みたい」と思われれば、継続案件につながります。SEOの知識を身につけると、クライアントに対応できる仕事の幅が広がるため、学習メリットは十分です。

SEOライターの注意点

Webライターをするにあたって、SEOライティングは欠かせないスキルです。

しかし、SEOライティングのみのスキルでは、仕事が奪われる可能性が高いです。最近はAIが急速に発達していて、文章生成が優れています。

次のプロンプト(指示する言葉)を入力して記事の構成をお願いしてみました。

プロンプト「SEOライティングを活かしてWebライターとはの記事を書いて」

ほんの数秒で以下のように構成と本文が出来上がります。

今はまだAIで文章を生成したあとは、人の編集が必要です。AIの発達スピードは早いため、AIに代替えできない技術を身につけなければなりません。

Webライター初心者にSEOライティングは有効です。今後もWebライターで活動したい場合は、専門性や経験値を積むなどスキルを高めていきましょう。

SEOライティングは読者満足度の高い記事を書くこと

SEOライティングは読者満足度の高い記事を書くことです。読者のニーズを満たす記事を作成していけば、結果的にGoogleにも評価されます。

読者満足度の高い記事とは、次の4つが実践できているコンテンツです。

  • 不足がない情報量
  • わかりやすい構成や文章
  • 信頼できる知識やエビデンス
  • 読者の疑問に答えられる内容

Webライター初心者の場合は、すぐに習得できなくても焦る必要はありません。

まずは、読者はどんな悩みがあるか、解決する必要な情報はなにかを考える作業から始めましょう。

ユーザーファーストの行動が、SEOライティングを上達させる鍵です。

それでも自分の今のSEO知識だけでは不安だな

いつでも確認して学べるようにしたいな

という方は、『沈黙のWebライティング』を買って読んでみるのもおすすめです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました